冷たくしないで、


「じゃぁ〜私は掲示板見に行ってくるね〜華奈はここで待ってて!」

「あ、うん。わかったー」

そう言った咲は走って、私達が今日から通う特進クラスのクラス分け表を見に行った。

特進クラスは2クラスしかないから咲とは同じクラスになる確率は高いんだけど、どーだろ。

一緒になれるかな…

神様お願いします!!!!


少し時間が経つとようやく咲が帰ってきた。
浮かない顔をして。

「えっと、さ、咲さん?だ、大丈夫?まさかクラスわかれちゃった?」

「いや、私達はクラス一緒だけど…えっと、」

ん?クラスは私達一緒だったのになんでそんな浮かない顔してるんだ?

「まさかそんなことはないと思うんだけど、私と同じクラスやだった?」

「え?そんなわけないじゃん!!華奈と一緒になれて私すっごく嬉しいよ!?でも、ちょっと。あ、あいつが、」

「あいつ?」

「うん。あいつ。あいつも同じクラス。」

え、あの人も同じクラスなの…?