絵麻のぬくもりを感じながら


「絵麻は俺の彼女だ。2度と近づくな。」


そう男に言い放った。



そいつは俺を見るとやけにビクビクしてたけど俺は怒りが収まらなくて絵麻の手を取るとそいつに背を向けて歩き出した。






どのくらい歩いただろう。

時折、絵麻が俺に追いつこうと走っているのを背で感じながら俺は使われていない空き教室に入った。



ここなら誰にも邪魔をされることなく絵麻に触れることが出来る。