体育館に近づくと絵麻と男の声が聞こえた。 でもここからではまだ距離があって何を話しているのかまでは聞き取れない。 はやく絵麻のとこに、 「たすけて。」 絵麻? 声を聞いた瞬間体が動いていて、気づいた時には絵麻に顔を近づける男の腕を掴んでいた。 「俺の彼女に触るな。」 自分でもびっくりするくらい声が低くて夢中で絵麻を引き寄せていた。 絵麻がびっくりした様子で俺の顔を見つめる。