ピピッピピッピピッ…。
『ぅ…う〜ん』
新着メール一件
《今日ょろしくねッ☆てか、春クンと席隣だょね…。とらなぃでね…。なんてっ!冗談冗談!!でも、しんじてるょ!》
…目をこすりながら、メールを見たら…いきなりこんな内容かぁ…。
スッキリしないしっ
返事をせずに家を出た。
「優〜」
げっ…!
あんま話したくないんだけどなぁ。
『結那おはよー どしたの?』
「今日の放課後、生徒指導室に来てねっ」
は…?
な…んで…。
『何で?』
「いいから♪絶対だよ!」
変なの。
そして、放課後。
生徒指導室なんて人が少ない部屋で何かあるの?
話したい事があるとか?
色々考えながら、歩いて生徒指導室に向かった。
ガラガラ────…
「優…」
真剣な話なのかな。
雰囲気で分かる…。
しばらく沈黙が続く。
その沈黙を破ったのは結那だった。
「優さぁ…あたしに言わないといけない事あるでしょ?」
『え…?あたしが?』
「…分かってるんだからね?」
結那キャラ変わって…
「あんた、春クンの事好きでしょ?超分かりやすい。」
『!』
嘘…。
結那に知られるなんて…。
『ちっ…違うよぉ!んな訳ないじゃん!』

