心音に耳をすませる。


何十回と聞いてきた、ゆうかの心音はいつもと違えばすぐにわかる。


少し体がこばわっているように思えた。


『大丈夫?力抜いて』


『うん、、』


『ゆうか?』


『うっ、、はぁ』


胸をおさえて目の前でうずくまるゆうかを支えながら、継続して音に耳をすませた。


『もう少しがんばって。ごめんね。』