そろそろやめよう。



掃除を始めてから3時間ほど経った。



山瀬先生にそんなに動くな、って言われそうだけど、今のところは大丈夫なようだ。



突然具合悪くなるから気をつけなきゃ。



夕方になり、両親が帰ってきた。



『ゆうか大丈夫?』



いつのまにかソファで寝ていたらしい自分に、母が声をかけてきた。



『うん。ちょっと休憩。』



『具合悪くないなら良いけど。』



『心配しすぎ。大丈夫だよ。』



私はいつまで子供のように心配されるのだろうか。



仕方ないことだとは思うけれど、