「……っちげーよ!」

ガラっ!!…………


その男は車をおりて、どこかにいってしまった。

「絶対惚れてる。」

「俺もそう思う。」

「……………………。」


「由那ちゃん。メアド教えてくれる?」

「えっ…?!」
私は、ぼーとしていた。

「あいつに教えてあげてくれないかな。たぶん、由那ちゃんのこと本気だから。」

「………わかりました」


そういってメアドを教えた。

「もう車おりていいよ」

ガラ…………


「俺、聡介。」
「俺は憂也♪」

みんなが名乗った。

「さっきのは拓磨。あとで拓のメアド教えるからメールしてやって。」


聡介はそういって行ってしまった。



………………







「ただいまー」

「なんだ帰ってきたの。帰ってこなくてもよかったのに。」


私の家族は友達と同じ扱いをする。

こんな家族いらない。



パタン…

私はずっとここにいてもいいのか考えこんだ。


…♪♪♪♪♪♪♪……

受信:聡介

拓のメアド↓
taku@×××××××

メールしてやってね!

………………………


なんてメールすればいいんだろ。

…………………………
送信:拓磨

今どこにいるの?

…………………………
こんなもんでいっか。



…♪♪♪♪♪♪♪……
受信:拓磨

今から会える?

×××の近くのコンビニにきて。

…………………………

「あっ、近いじゃん」

なぜか私はオシャレをして待ち合わせ場所に向かった。






「いた……」

こっちに気付かない。

後ろから抱き着いてみた。


「っ!!!!!」
バッとこっちをみた。


彼は顔を真っ赤にしていた。

「どうしたの?」

「なんでもない。」

「そっか。」




「あのさ………」

拓磨が口を開いた。