彼を見た瞬間にビビっと電気が走って
気がつくと目で追う存在になっていた。




きっと一目惚れ、だったんだと思う。





「なぁ、見すぎ。」




好きになった日を思い出しているとふと隣の席から聞こえた声。




「そんなに俺がかっこいい?」




覗き込むように顔を見られる。




「ば、ばかじゃないの?!
相原のこと、かっこいいとかっ、思うわけないじゃん!」





口をついて出たのはなんとも可愛くない言葉。




「あっそー。
俺だってお前のこと可愛いって思ったことなんて1度もねーよ。」




あーー、もう、いつもいつも
こんな言い合いばかりで.......。





本当はずっと好きなんだって素直に言えたらどんなにいいか.......。