バカ

バカ

バカ

バカ



急にかっこよくなるな!!





私は包帯を巻かれた原田の腕にソッと触れた。



「痛かったよね…ごめん」

「怖い思いさせて悪かった」


原田の言葉に頭を横に振った。


その頭に原田はもう一度、ポンッと手を乗せる。



「俺がいるから。もう無理すんな」


「……」



言葉に出さない代わりに、私は小さく頷いた。




原田にドキドキする私がいる。



もうっ…バカ…。