「………いつの間に」
「いつでもいいでしょ。だから宜しくね。引き止めて悪かったね、じゃお疲れ。帰っていいよ」
「帰っていいよじゃねーよ」
「帰んないの?」
「帰るけど」
「うん、だからお疲れ」

そう言うとアイツは部屋を出た。
「おい待て。聞きたいことが山ほどある!」
後ろ姿にそう叫んだ。
「無理でーす。行くとこあるから」

アイツが結婚ってだけで驚くのに…
凄い歳の差で…しかも患者。