「結衣、28日の水曜10時でいい?」
「28日?うん、大丈夫」

忘れないようにカレンダーに印をつけた。
この日、夜勤明けだったゆうちゃんは実家に来て一緒にお茶を飲んでいた。

「先生、お茶のおかわりいかがです?」
「あ、いえ。もう結構です。それよりもお母さんも少しお話いいですか?」

急須を置き結衣の隣に座ったのを確認し、本題へと入った。