幼稚園の頃なんかは、ケーキをお腹いっぱい食べられるからケーキ屋さんになりたい!
とか、いつも身近にいてくれたから看護師になるの!なんて言ってだけど、いつからだろう自分の未来に希望が持てなくなったのは…

でも決して諦めてる素振りとか悲観的な顔や思いを外には出さないって決めた。
周りの大人が傷つくから。

みんなは治療に前向きで偉いね、また頑張ろうねって言ってくる。
だからまた仕方なくうんって返事する。

それなのに、あの人は違った。