外来の仕事を終え医局に戻る途中でエレベーターを下る彼女を見かけた。
ずいぶん前に診察は終わったのになぜまだこんな所にいるんだろう。
外はもう暗くなりかけているのに…そう思った時にはもう後ろ姿を追いかけていた。
正面玄関を出てすぐの人もまばらなバスのロータリーに彼女は立っていた。
「結衣ちゃん、珍しいねバスで帰るの?」
「先生。今日はお母さんいないから。でもうっかりしてて一本逃しちゃったからカフェで時間潰してたんだ」
「そうなんだ…」
「先生は?なんでここにいるの?仕事終わった訳じゃないよね?」
「医局に戻ろうと思ったらキミの姿が見えたから。もう暗いのにどうしたのかなって心配になって」
「そうなんだ。優しいね先生は」
ずいぶん前に診察は終わったのになぜまだこんな所にいるんだろう。
外はもう暗くなりかけているのに…そう思った時にはもう後ろ姿を追いかけていた。
正面玄関を出てすぐの人もまばらなバスのロータリーに彼女は立っていた。
「結衣ちゃん、珍しいねバスで帰るの?」
「先生。今日はお母さんいないから。でもうっかりしてて一本逃しちゃったからカフェで時間潰してたんだ」
「そうなんだ…」
「先生は?なんでここにいるの?仕事終わった訳じゃないよね?」
「医局に戻ろうと思ったらキミの姿が見えたから。もう暗いのにどうしたのかなって心配になって」
「そうなんだ。優しいね先生は」

