キミと僕の日常

ふと目を覚ますと時刻は夕方でブラインドの隙間から見える景色は黄昏に染まっていた。

けれどゆうちゃんの姿はまだ無かった。

彼の不在を確認すると途端に寂しさが込み上げてきた。そして同時に酸素を吸入しているにも関わらず少し息がしずらい事に気付いた。

目を閉じ深呼吸をしてみても状況は変わらず、そのまま目を閉じ、誰かに言おうか…夕食の配膳まで待とうか…と考えていた。

そんな時、少し遠慮がちなノックの後にやって来たのは笹くんだった。