結衣の着替えやタオルを片付けているとノック音が響いた。
「結衣ちゃーん?お、良かったまだいた」
そう言って中岡は持っていたファイルから一枚の紙を僕に差し出した。
結衣の検査結果だった。
「少し話してもいい?」
「…良い話?悪い話?」
「良くも悪くもない。事実通達」
「……良いよ」
「血液検査の結果だけど、ウィルス性の細菌に感染して発熱していることが分かった。だからもし今の状態で移植コーディネーターから連絡があっても断らなくちゃならない」
「うん…」
「だからまずは熱を下げてウィルスを死滅させるのが先決なんだけど、心不全の状態にある結衣ちゃんの心臓は非常に脆い。進行して体に水が溜まらないよう常に点滴をしてたんだけど熱がある今の状態では逆に脱水の危険もあるから水分をプラスしてるの」
「結衣ちゃーん?お、良かったまだいた」
そう言って中岡は持っていたファイルから一枚の紙を僕に差し出した。
結衣の検査結果だった。
「少し話してもいい?」
「…良い話?悪い話?」
「良くも悪くもない。事実通達」
「……良いよ」
「血液検査の結果だけど、ウィルス性の細菌に感染して発熱していることが分かった。だからもし今の状態で移植コーディネーターから連絡があっても断らなくちゃならない」
「うん…」
「だからまずは熱を下げてウィルスを死滅させるのが先決なんだけど、心不全の状態にある結衣ちゃんの心臓は非常に脆い。進行して体に水が溜まらないよう常に点滴をしてたんだけど熱がある今の状態では逆に脱水の危険もあるから水分をプラスしてるの」

