「いつものゼリーが無い…」
「あんなのお菓子じゃん」
結衣が言ういつものゼリーとは果物が数種類入ったミックスゼリー。
それが好物だってことは百も承知だけれども敢えて買わなかった。
代わりに袋に入っていたのは栄養補助食品のゼリー。
短時間で栄養が補えるので食欲のない日や忙しい日は重宝するのに、結衣にはそれが不服だったようだ。
「美味しいんだよ、はい」
飲むタイプのゼリーの蓋を開け渡すと明らかに嫌そうな顔をして受け取った。
食欲が無く好きな物じゃないのに、それでもチビチビと食べ始めるから結衣は凄いと思う。
嫌だと言って布団を被ればそれ以上、僕はなにもできないのに。
「あんなのお菓子じゃん」
結衣が言ういつものゼリーとは果物が数種類入ったミックスゼリー。
それが好物だってことは百も承知だけれども敢えて買わなかった。
代わりに袋に入っていたのは栄養補助食品のゼリー。
短時間で栄養が補えるので食欲のない日や忙しい日は重宝するのに、結衣にはそれが不服だったようだ。
「美味しいんだよ、はい」
飲むタイプのゼリーの蓋を開け渡すと明らかに嫌そうな顔をして受け取った。
食欲が無く好きな物じゃないのに、それでもチビチビと食べ始めるから結衣は凄いと思う。
嫌だと言って布団を被ればそれ以上、僕はなにもできないのに。

