「いつまで経っても僕の大好きな結衣で安心した。あと少し…あと少しだから頑張ろうね」

抱きしめる腕に力が加わった。
心なしか涙声のゆうちゃん…反則だよ。
ふざけた話してたのに急にマジメになるんだから…

「…大丈夫だよ。ゆうちゃんの事、見失わないよう目印つけてあるんだ。だから大丈夫」

2年8ヶ月…この数字はどこまで伸びればカウントが終わるんだろう。

でも大丈夫、私にはゆうちゃんがいるから。怖くない。