キミと僕の日常

「ねぇお姉さん」
「…え、私?」
「名前、なんて言うの?」

彼女の方から話しかけられると思ってなかったので咄嗟の返事で答えた。

「あ、原田結衣です。宜しくお願いします」
「結衣ちゃんか。宜しく」

「元気そうだけど…病気なんだよね?」
「生まれつきね。今は元気なんだけど…ちょっとね」

そう言って笑うと彼女もつられて笑った。

「そうなんだ。昨夜さ、生まれて初めて救急車乗ったんだけど案外乗り心地いいよね」
「そうかな?」
「うん。でもマジ焦ってちょっとしか覚えてないんだけどね」