「藍くんが作ってくれたの?おにぎり」 キッチンから あの人の声がした 「あ、うん…」 「人が作ってくれたのって おいしいね ありがとう」 オレは、照れくさかった 「具合、どお?」 「うん、朝よりだいぶいいかな… もう少し寝たら、良くなると思う」 「他に食べたいのない? オレ、買ってくるから」 「んー じゃあ、りんご食べたいな 私、りんご好きなんだ」 「わかった 買ってくる」 「ありがと また、少しベッドで横になるね、私」