早くあがろ!


風呂に入る前からそぉ思ってた



オレは急いで服を脱いで
風呂に入った




露天風呂にいると
父さんが入ってきた



「藍、背が伸びたな」



「あぁ‥」



「この前まで、母さんより低かったのにな…
母さん、喜ぶだろうな
藍の成長、楽しみにしてたから」

父さんがしみじみ言った



もぉいないのに、喜ぶとか…


もぉ遅い…




「新しいお母さんとは、上手くやってる?」



「…なんか、聞いてんの?」



「お母さんは悪い事は言わないけど
最近は楽しそうに藍の話するようになったな」



へー…

愛さん、いつ父さんと話してるんだろう…


オレのこと、なんて言ってるんだろう…



「蓮がこの前、彼女を連れてきたって聞いたな‥
藍は?まだいないのか?そぉいう子は‥」



「さぁ…」

言えるわけない



「別に照れることもないし
隠すこともないだろ…
そぉいう年頃だし…」



「…じゃあ、
その相手が年上の女の人だったら?」

オレはなぜか聞いてしまった



「年上?…先輩か‥いんじゃないか」



「先輩…でもない‥」



「じゃあ、先生…か?
…だいたい年上の女性に出会う場もないだろ
まさか、藍、
なんか悪いことしてないだろうな?」



「大人って、すぐ疑うよね!」


父さんの言葉に
イライラして怒った自分が

直後、子供だな‥って思った



「疑う気もないけど
心配だから、聞いてるんだ」



「父さんが言う、悪いことってなに?

お母さんのことが好きだ‥って言ったら?

それは、悪いこと?」



父さんの顔は見れなかった



「…藍、好きなのか?」



父さんの声は冷静だった



オレは、黙って頷いた



「毎日一緒にいたら、仕方ないよな

父さんも今日で会うのは2回目だけど
電話で話す感じとか
母さんから聞いてた話で
すごくいい子だと思ってる

母さんが言ったんだ
藍と蓮を任せたいって‥
母さんが選んだ人だから
藍は、間違ってないだろう…」



え…父さん…


オレの気持ち、許してくれるの?



そう言って
父さんはオレより先にあがった



言ってよかったのか…



なんで言ってしまったのかわからないけど
父さんに許してもらえたことが
なんだかすごく嬉しくて…


愛さんに知らせたい気持ちでいっぱいだった