久しぶりに
愛さんとベッドに入った
安心する…
「藍くん、眠くない?」
「うん…眠い」
「だよね…私も」
「でも、なんか…
寝るの、もったいない」
「じゃあ、藍くんが寝るまで
少し話そ‥」
「うん
じゃあ、オレから話していい?
変なこと言うかもだけど…」
「変なことって何…?」
愛さんが笑った
なんか嬉しくなる
「オレさ、人をこんなに好きになったの
愛さんが初めてかも…
女の子を特別な感情で好きになったことって
今までなかった…
抱きしめたいとか…
キスしたいとか…
槙田とか他の女子見ても
全然思わないのに…」
隣で愛さんが微笑んだ
「藍くんの気持ち、嬉しい
…
言われたくないかもだけど‥かわいい‥
子供扱いとかじゃなくて
純粋な藍くんが、かわいくて、私は大好き」
愛さんがオレの腕をギュッと抱きしめた
かわいい…
年上の女性に言うのも
失礼かな?
でも、愛さんは
可愛い
愛さんから
キスしてきた
ーーー
「ごめんね、ダメなお母さんで…」
「お母さんじゃない…
オレの彼女」
ーーーーー
柔らかい日差しが
カーテンを透して入ってきた
心地いいキスをしながら
愛さんと眠りについた



