外が少し明るくなって来た



「…愛さん、仕事、大丈夫?
オレ、夏休みだけど
愛さん、仕事でしょ…」



「今日は、夜勤だから…大丈夫
…ありがとう、藍くん…
心配してくれて…」



「心配…それぐらい、子供でもできる…」


嫌味を言ってしまった



ごめん‥愛さん…



「あのね…藍くん‥
私…藍くんのお母さんの
担当看護師だったの…」



「…え?母さんの?」



「うん…
だから、藍くんも蓮くんも知ってた
黙ってて、ごめんね…」