今日はオレの部屋にした


愛さんと階段を上がった




ふたりでベッドに入ると狭かった


愛さんの部屋のベッドの半分しかない




「せまくない?」

愛さんが言った



「狭くない
くっつくから、いい…」


オレは愛さんにぴったりくっついた



吐息がかかるくらい
顔が近い



愛さんと目が合った



ーーー



キスをした



一度唇が離れても



ーーー





何度もした



「…藍くん、ダメ…」

愛さんの声が
今まで聞いたこともないくらい
色っぽく感じた



「…愛さん、好き…」



襟元から少し下着が見えてドキドキした



愛さんの身体に触れてみたい



気持ちが伝わったのか
愛さんは胸元を隠した



「藍くん、ダメ…」


ホントに拒否された



愛さん、嫌なのかな…

一緒に寝るのも渋々だったし…



オレが沈むと

「まだ、ダメ…」

愛さんは優しく叱った



まだ…

じゃあ、いつか…



オレは愛さんが好きで仕方ない



愛さんを抱きしめて眠った