「少し聞いたよ、新しい母親の話 藍、大丈夫なの? 仲良くやってるの?」 「…うん、なんとか‥」 「母さんが亡くなってすぐって… 戸惑うよね… 父さんも藍が心配だったんだろうけど… オレも連休に帰るから それまでになんかあったら いつでも電話しなよ」 兄はそう言って電話を切った 気付いたら季節は 外の桜が新緑にかわっていた 母さんが亡くなって1ヶ月経とうとしてた