いらない思い出

(じゃあ美春。俺に質問は?)

(なんで、私に近づくんですか?)

俯いて小さな声でぼそっと言った。

(んー、なんでだろう。ずっと知りたかったからかな。美春のこと。)

(し、りた、かった?)

(そう。知りたかった。なんであんなにみんなに素っ気ないのか。実は誰か喋る人がいるのか。どんな人なのか。知りたかったから図書委員になった。)

(・・・でも、私はあなたとは友達にはなれ・・・)

(なる。俺は絶対、美春の友達になる。だから、俺の事信用して。)