「……紘毅くん?」 「詩織」 「は、はい…!」 「会うぞ、明日」 「……はい!?あ、会うって紘毅くんの元カノさんと…!?」 「あいつ、好条件を提示しやがった」 「え…」 話が読めずにクエスチョンマークを浮かべていると、ようやく紘毅くんが説明してくれた。 どうやら会う代わりに、私をコーディネートして、紘毅くんとデートに行けるようにしてくれるとのことだった。 元カノは化粧品の会社に勤めているようで、腕は本物らしい。