「私、紘毅くんのこと全然わからない…怒ってる意味もわからない…!こんなことしたい相手、私じゃないんでしょ…!?」 もう限界だ、こんなの。 あまりにも理不尽すぎる。 怒りたいのはこっちの方なのに。 「……は?」 ようやく紘毅くんのキスが止む。 脱がそうとしている手が止まる。 「昨日の女の人とやればいいじゃんか…!」 紘毅くんなんか嫌いだ、大嫌いだ。 その人とできないからって、私がその代わり? そんなの絶対にごめんだ。