『ガキに興味はないから、そこは安心すればいい』 少しムッとしたけれど。 紘毅くんの言葉を聞いて、私の心は大きく傾いていた。 弱り切った心の中で、こんなにも温かい場所に毎日帰って来たいと思った。 家族という温かい場所を当たり前に思っていた自分が憎らしかった。 『篠川さんに、甘えても良いですか…?』 首を縦に頷けば、紘毅くんは笑ってくれて。 その後は淡々と進んでいった。 一応私の住所は祖父母の家になっていたけれど、紘毅くんの家に住まわせてもらうことになった。