「…そうだ」
今の時間は13時を過ぎたところ。
もし15時になっても連絡がなかったら、ひとりでクリスマスケーキとチキンを買いに行こう。
紘毅くんと車で行く予定だったけれど、遅くなる分彼自身疲れているはずだ。
そして家でサラダや他のご飯を作ろう。
クリスマス仕様がいいだろうか。
パンプキンスープでも作ろうかな。
そう考えている間も時間は進んでいき、連絡すらないまま14時半を過ぎた。
そろそろ外用の服に着替えて準備をしよう。
ひとり行くのは寂しいけれど、気を紛らわせることはできるかもしれない。
そう思ったその時───



