「もー…ひどい」 「それはこっちのセリフだけど」 「えっ…」 「未成年の女子高生に手を出した俺の罪は重いからなぁ。詩織が俺を嫉妬させたせいで」 「……ねぇ紘毅くん」 「ん?」 「嫉妬ってことは、その…」 私たちは8歳差。 恋愛対象になることはないと思っていたけれど。 「あーあ、20歳になるまで我慢するつもりだったのに」 「え…」 「ほんっとうに俺を狂わせる」 「……っ、紘毅くん…!」 ぎゅーっと紘毅くんに抱きつく。