「詩織、寝たのか?」 その時、足音が聞こえたかと思うと紘毅くんの声がして。 慌てて飛び起きる。 「あ、ひ、紘毅くん…! 上がったんだね!」 結構長い時間、うとうとしていたようで。 紘毅くんが上がったのを完全に見逃していた。 慌てて資料を隠すように閉じたのだが、どうやら手遅れで─── 「何見てんだ?それ」 思わずギクリとした。 触れられてしまったことに。 どうしようかと悩む。 もし素直に言って受け入れられても怖いし───