永久溺愛〜オトナの独占欲は危険です〜




「また相談があったらいつでも頼ってくれていいから」


呆然と立ち尽くしているうちに、坂野先輩が私に笑いかけた後背中を向けてしまう。

本当に帰るようで、ようやくハッと我に返る。


「あっ…今日はありがとうございました!」
「どういたしまして。また次のバイトでね」


なんとも呆気ない別れだった。

けれど引き止める必要もないため、トリァ坂野先輩の姿を見送った。


「はぁ…なんで、キス…」


頬に残る柔らかな感触。
頬と言いながら、結構口元に近かった気がする。

思い返せばようやくキスした事実を受け入れ、ほんのり頬が熱くなる。