勉強を教えるのが、友達?

何でも笑って承諾するのが友達?

よく分からなくなってくる。

「......あはは。」

顔はにこにこと笑っているのに
涙が零れそうになって、教室を出て
自分のクラスの近くにある
誰も来ない美術準備室のドアを開いた。

中に入ってドアを閉め、床に
ずるずると体操座りで座り込む。

「.........っ。」

ドンドン涙が溢れてきて、制服に
小さな染みが出来ていくのを
ぼやけた視界でじっと眺めた。

私の学校生活は。

こんなはずじゃ、なかった。

そう思っている自分が居て......







私、どこで間違えちゃったんだろう?