君のとなり。

「みやさんすごーい。」

「やっぱり頭良い子はこういうのも
得意なんだよね、羨ましいなぁ。」

みんなが宮前さんを褒める。
彼女はみんなから名字をモジって
『みやさん』と呼ばれていた。

「じゃあ、選抜チームのトップ3を
教えてもらおうかな。1位は誰?」

先生、そういうのやめて。

本当にこの場から消えたくなるから。

「1位は私です。」

宮前さんが手をあげる。

「おー。じゃあ2位は~?」

あっけらかんとした声で尋ねる先生。

「......はい、私です。」

出来るだけ目立たないように
私は顔の近くの低い位置で手をあげた。

「ほぉー。」

先程よりも関心がなさそうな先生。
そりゃそうだよね。先生にとっても
宮前さんの方がいいよね。