君のとなり。

「え、そう言って点数いいじゃん。」

「うざ~。」

軽い悪口が心にグサグサ突き刺さる。
悪口が突き刺さったところから
ドロリと血が溢れだす。

それでも。

「うざいとか言わないでよ~。
そういうのってわりと傷つくからね?」

私はへらへらと笑っている。

「だって希衣メンタル強そうじゃーん。」

「確かにあんまり傷つかなそう。」

そんなこと、ないよ。
私は傷つきやすい自分を隠してるだけ。

暗い表情がバレないように
うつむくと解答用紙の端に
何か書いてあるのが目に入った。

『満点おめでと。』

これは......鳴海くんの字だ。
たった7文字のメッセージ。
そこに鳴海くんの気遣いを感じて
心がじんわりと暖かくなった。