君のとなり。

「お、春瀬さん満点ね。」

少しだけ嬉しそうな顔をして
こちらに視線を向ける先生。

私は椅子の上で1人身を縮ませて
これから来るであろう攻撃に備えた。

「え、希衣また満点なの。」

ほら、やっぱり。
堂々と言い過ぎじゃない?
私はぎゅっと目を閉じる。

「ここまで来るともう凄いとか
思わないしなんかしょーもないよね。」

「希衣は俺らと違って小テストなんか
簡単すぎるんじゃね?やる意味ねーよ。」

「ほんとにそれだわ。」

嫌だなぁ。
これだから満点は取りたくなかったんだ。

「あはは、簡単すぎるとか思ってないよ。
やる意味なくないってば。
ちゃんと小テストやらなきゃ
本当のテストの点数が下がるし。」

偽りの笑みを貼り付けて話す。
ここで嫌な雰囲気を出しちゃダメだ。
みんなに悪気はないんだから。