「あ、うん。ありがとう」
送られてきた動画を再度確認すると、バッチリと3人がわたしの机に手紙を入れるところが映っていた。


これでとりあえずは落ち着くかな?

そう考えるととても心が軽くなった。

ただの手紙で、実害はナイトはいえ、やっぱり毎日、それも嫌がらせの内容の手紙が送られてくることになかなか精神がまいっていた。

きっと知らぬ間にストレスを抱えていたんだろう。


「じゃあとりあえず教室戻ろうか」

「そうだね。わたしもめぐの教室に鞄置きっぱなしだし」

パッと後ろを振り返ると人の姿が目の前にあり「わ!」と大声を出して後ずさりした。


もしかして他にも仲間がいたの?
そう思ってパッと顔を上げると悠馬の姿がそこにあった。


「ちょ、ちょっと驚かせないでよ」

「…お前もしかして花音?」

「え?」