「じゃあわたしも花音に付き合うね」
「え!いいよ!」
「大丈夫大丈夫!わたしが提案した事だし、それにちょっと探偵っぽくて面白いくない?」
めぐは完全に今の状況を楽しんでいる。
だけど返ってそれが有り難かった。
気分が紛れたし、どうせ状況はどう思ったって変わらないんだから、それだったら楽しむくらいの気持ちで挑もうと思えた。
それから結局わたし達は7時30分に学校に行くことにした。
階段を上がると、真っ先にめぐのクラスがあり、その2つ隣がわたしのクラスだ。
めぐの教室で待機をして、廊下を通り過ぎる人が入れば様子を見よう、と言うことになった。
その夜、わたしは悠馬にLINEで「明日の迎えは大丈夫」とメッセージを送った。
それから悠馬の返事を確認する前に、落ちるようにとすぐに寝てしまった。

