青い春と出会った恋


悠馬に相談してみたら?と言われたけど、悠馬は今回のこのいざこざの、言わば中心人物だ。

わたしの送り迎えをしてただでさえ手がかかっているのに、これ以上手を煩わせたくないという気持ちがどうしても大きい。


口から大きなため息が漏れそうなのを飲み込んで、その手紙をそっとカバンの中にしまった。


ーー結局、放課後まで朝に来た、と言っていた女子生徒達はわたしのクラスにはやって来ずそのまま部活へと向かうことになった。

念のため、同じ部員に聞いてみたけど、みんな決まって首を横に振った。


予想していた通りの答えだったが、いざそうだと確信をするとやっぱり戸惑いを隠せない。

そんな不穏な気持ちのまま練習に挑んだ。


「なんか今日調子悪かったね」
練習中は忘れようとしていたけど、やっぱりプレーにも影響が出ていたようでめぐはそれを尽かさず悟った。

「…あんまり集中できなかった」

「さっき聞いてたこと?…ほら、教室来たかどうか聞いたでしょ?」

「あー…うん、まあそうなんだけど」

わたしが濁して答えると首を掲げてめぐはわたしの次の言葉を待った。