プロローグ



「………ッ………んっ」


毎日のように教室に響く声。

蒸し暑い夏。

あたしはこの古びた教室で純粋を捨てた。

ねぇ…あなたにとってあたしは何?

ーただ、毎日嫌らしいことするだけの機械?

あたしは利用されてるの?



本当に…本当にあなたはあたしの彼氏ですか…?