何とか校舎エリアの中に入れたが安心は出来ない

礼王様は人気者にお付き合いをしようとアピールをするご令嬢が後を絶たないのだ




チーズやチョコレートのみならず、宝石や木材、クッションなどあの手この手で自慢の武器(?)を使い礼王様を落としにかかる

だが私も負けてはいられない






突然、背後にさっきを感じて礼王様を背中に隠すと傘を広げた

これは市販の比較的丈夫な傘を改造したもので楯として使用している
一応、釘までは防げるような装備になっている




大量の注射針が刺さる





「我が医療器具最大大手、テラモ注射針が効かない…ですって!?
霧島海彩!なかなかやるじゃない
この媚薬入りの注射針で礼王様をメロメロにさせるつもりだったのに!」

傘を見ると大量に注射針が刺さっている
いやいや!こんなの当てられたら礼王様が蜂の巣のようになってしまうではないか!殺す気か!

資格のあるものしか注射針は扱えないのでは!?どっちにしても危ないから良い子は真似しないでね!



注射針攻撃を傘でかわしながら礼王様を無事に生徒会室まで送り届けた