背負った運命

神楽side

先の会議が終わり、準備が整い、さぁ、行くか!

って時にあの兵士なんて顔してんだよ...

今にも死にそうじゃねぇか。

他にも同じ様に、心ここに在らずって顔のヤツと

顔を赤らめてるヤツに別れてるな。

後者のヤツらは俺と輝夜にでも見惚れてんだろー

な。俺の片割れ見てんじゃねぇよ。そう思ってい

ると目付きが悪くなっていたのか輝夜が、

「どうしたの?また人の目を気にしてたの?」

と顔を覗き込んで来た。今日も綺麗な顔してんな

言っておくが、俺は決してナルシストではない。

「まぁな」

「もう慣れたら?いつもの事じゃない。」

「そうは言ってもな、見ろよアイツら」

そう言って、1部の集団に目をやる。そこにはこ

の街の者と思われる若い男と、女が、ニヤニヤと

厭らしい顔を浮かべてこちらを見ている。

「キモくね?」

「....そうね」

そう言ってたら、アイツらが近づいて来た。