「願いなら、私にもあるじゃない!!
ずっと、ずっと、誰かに選ばれて見たかった。
誰かに必要とされたかった!!」
泣きながら叫ぶほどなのだから、本当なのでしょ
うね。
「それは、俺達が言う願いじゃねぇよ。
それに、俺はそんな事を願ってはいない。
俺の願いは、輝夜の願い。輝夜の願いは俺の願い
だ。」
「その願いって、なによ?」
「お前に教える義理はない」
その一言に彼女は唇をきゅっと噛み私を睨みつけ
「貴女が居なかったら、貴女が居なかったら、彼
は私を選んだかも知れないのに...っ!」
「それはないわね。」
「仮にお前の願いが、俺の願いに近しいもの
だったとしても、俺達が真命契約をしている
以上、上書きは出来ない。それに、お前は今
輝夜を殺そうとしているが、輝夜を殺せば俺
も死ぬぞ。」
「何...それ....!」
「簡単なことよ。それが真命契約だから。私
達は、命を共有しているのよ。」
「なによっ!産まれ持った力が強くて、何の努力
もせずに、今まで来たくせに...っっ!」
その言葉で私の中の何かが切れた。
「貴女に何がわかるの?私の、私達の苦しみも、
悲しみも、何も分からないでしょう?
何の努力もしてないですって?してるわよ、
血が滲むほど刀の鍛錬をして、寝る間を削って知
識を身に付けて、魔力のコントロールも必死にし
たわ。何の努力もしていないのは貴女の方でしょ
う?」
side.end
ずっと、ずっと、誰かに選ばれて見たかった。
誰かに必要とされたかった!!」
泣きながら叫ぶほどなのだから、本当なのでしょ
うね。
「それは、俺達が言う願いじゃねぇよ。
それに、俺はそんな事を願ってはいない。
俺の願いは、輝夜の願い。輝夜の願いは俺の願い
だ。」
「その願いって、なによ?」
「お前に教える義理はない」
その一言に彼女は唇をきゅっと噛み私を睨みつけ
「貴女が居なかったら、貴女が居なかったら、彼
は私を選んだかも知れないのに...っ!」
「それはないわね。」
「仮にお前の願いが、俺の願いに近しいもの
だったとしても、俺達が真命契約をしている
以上、上書きは出来ない。それに、お前は今
輝夜を殺そうとしているが、輝夜を殺せば俺
も死ぬぞ。」
「何...それ....!」
「簡単なことよ。それが真命契約だから。私
達は、命を共有しているのよ。」
「なによっ!産まれ持った力が強くて、何の努力
もせずに、今まで来たくせに...っっ!」
その言葉で私の中の何かが切れた。
「貴女に何がわかるの?私の、私達の苦しみも、
悲しみも、何も分からないでしょう?
何の努力もしてないですって?してるわよ、
血が滲むほど刀の鍛錬をして、寝る間を削って知
識を身に付けて、魔力のコントロールも必死にし
たわ。何の努力もしていないのは貴女の方でしょ
う?」
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