背負った運命

輝夜side

まだ現地に行ってすらないのに物凄く疲れた。

神楽は話が長すぎるのよ。ここから草竜の所に行

くのもしんどいのに...

"どうして此処にいないのよ!朱雀!"

そう強く思っていると、突然

"なら、俺の力を憑依させれば良いだろう。そうす

ば移動は楽になるはずだ"

と頭に響いてきた。この声の主は私が契約してい

る聖獣"朱雀"の声。

"良いの?貴方、皆に力を見せることは嫌がるじゃ

ない。"

"あぁ、だが俺はもうお前と契約したから問題ねぇ

よ"

"そう、なら遠慮無く使わせてもらうわね"

移動が楽になった分、先程よりかは気分が楽にな

ったわね。ふふっ、朱雀に免じて今回の作戦少し

だけ頑張ってあげるわ。

さぁて、本当に草竜なのかしらね。

end