背負った運命

そちらに目を向けるとこっちに気づいたらしく、

走って来た。

「お待たせしました。準備が整いました。」

さっきとは打って変わった顔で言ってきた。こい

つ何があったんだ?ま、いっか面倒だったし。

「分かった。行くぞ、輝夜」

「えぇ」

「ちょっと待ってよ〜!!」

女が気持ち悪い声を出して俺の腕を掴んできた。

俺はどれだけ腕を掴まれるんだろうな。

「何?」

「私達と遊ぼうよぉ」

甘えた様な鳥肌ものの声で言ってきた。

コイツは馬鹿なのか?今までの話から俺達がただ

の通行人出ないことは分かるだろ。ていうか、兵

士が俺達のことを異名でんでただろうが。どんだ

け話聞いてなかったんだよ。イライラしてきた俺

は絶対零度の眼差しで

「お前馬鹿なの?今までの会話いて無かったのか

よ。てか、人の迷惑考えて行動しろよ。あと俺達

そんな事して遊んでる暇無いんだけど?」

と今までの鬱憤をぶつけた。そのままそいつを、

相手にすること無くその場から立ち去った。

end