リボンが掛けられた小箱。 どう見てもプレゼントにした見えないそれを、自分へと差し出され千夏は戸惑いを隠せなかった。 (え?私に?な、なんで…? もしかして…タンプレ? でも、こんな改まった事は初めてだし、毎年牛丼奢ってくれるくらいで…) 「…何ですか?」 “開けて”と春樹に言われ、千夏は手に取りリボンを解き蓋を開けた。 その中には小さなケースが入っており、春樹はそれも開けてと言う様に頷いて見せた。 千夏は箱から取り出すと、そっとケースを開けた。 (えっ⁉︎なんで⁇)