「むつー!」
昼休み。
いつも通り、私とさっちゃんの教室にむっちゃんと、セイが来てお弁当を広げてた。
誰かがむっちゃんを呼ぶ声に、教室のドア付近に目をやった。
「もう!あんた、私の消しゴム持ったまま!」
「あ、ごめん。机の引き出しに筆箱入ってるから勝手に取って」
「分かったー。あ、それ美味しそ…」
「ん」
むっちゃんがその子に向けてお弁当箱を持ち上げると、チーズの詰まった竹輪をひょいと摘まんで口に入れた。
「ありがと、うま!あ、じゃあ勝手に取るねー!」
その子が去ると
「……何だったの?」
さっちゃんがボソッと言った。
「ふっちーの事、見向きもしなかったよ」
私ももボソッと言った。
「ちぃこって、あんなヤツなんだよ」
セイもボソッと言った。
「でも、お陰で……友達になれた!」
むっちゃんが嬉しそうに言った。
「むっちゃーん!ありがとう!」
「むっちゃんのそういうとこ、マジで好き!」
「睦美ー!」
「だから、セイ!それただ名前呼んだだけ」
むっちゃんの恋は告白することなく終わった。
だけど……
それでいいって
誰もが思うくらい、むっちゃんは幸せそうだ。
あの時、むっちゃんがふっちーに告白してたら
むっちゃんの彼氏とふっちーも気まずくなってたかも……しれないからね。
「ちぃこ、今は別のヤツ追いかけてる」
ちぃこちゃんの2度目の告白も、無いまま終わった。
それは、それで……
ちぃこちゃんの決める事だ。
何も知らない、ふっちーは……
席替えして隣では無くなったけど
私の後ろの席。
振り替えってニヤッと笑うと
「はぁ、何?」
ま、知らないままの方が良いことも……ある。
お陰で、ちぃこちゃんとむっちゃんの関係はすっかり元どおり。
だけど、むっちゃんとセイは相変わらずこっちの教室に来て、お弁当を食べている。
「2年生は同じクラスになりたいね」
なんて言いながら……。
「私、理系」
セイがそう言うと
「えぇ!?リケジョ!?」
「まぁ、うん」
「セイ絶対理系タイプじゃないじゃん!」
「こう見えて、ちゃんと将来を……だな」
そうか、高校生生活なんて3年しかないんだもんな。
「おー、寂しくなってやんの」
セイにそうつつかれて
「バレたか!」
「まだ1年生だっつの」
「本当だ…」
「さぁ、今日は……季節限定プリーッツ」
いつもの様に、セイが広げたプリッツを皆で食べた。
昼休み。
いつも通り、私とさっちゃんの教室にむっちゃんと、セイが来てお弁当を広げてた。
誰かがむっちゃんを呼ぶ声に、教室のドア付近に目をやった。
「もう!あんた、私の消しゴム持ったまま!」
「あ、ごめん。机の引き出しに筆箱入ってるから勝手に取って」
「分かったー。あ、それ美味しそ…」
「ん」
むっちゃんがその子に向けてお弁当箱を持ち上げると、チーズの詰まった竹輪をひょいと摘まんで口に入れた。
「ありがと、うま!あ、じゃあ勝手に取るねー!」
その子が去ると
「……何だったの?」
さっちゃんがボソッと言った。
「ふっちーの事、見向きもしなかったよ」
私ももボソッと言った。
「ちぃこって、あんなヤツなんだよ」
セイもボソッと言った。
「でも、お陰で……友達になれた!」
むっちゃんが嬉しそうに言った。
「むっちゃーん!ありがとう!」
「むっちゃんのそういうとこ、マジで好き!」
「睦美ー!」
「だから、セイ!それただ名前呼んだだけ」
むっちゃんの恋は告白することなく終わった。
だけど……
それでいいって
誰もが思うくらい、むっちゃんは幸せそうだ。
あの時、むっちゃんがふっちーに告白してたら
むっちゃんの彼氏とふっちーも気まずくなってたかも……しれないからね。
「ちぃこ、今は別のヤツ追いかけてる」
ちぃこちゃんの2度目の告白も、無いまま終わった。
それは、それで……
ちぃこちゃんの決める事だ。
何も知らない、ふっちーは……
席替えして隣では無くなったけど
私の後ろの席。
振り替えってニヤッと笑うと
「はぁ、何?」
ま、知らないままの方が良いことも……ある。
お陰で、ちぃこちゃんとむっちゃんの関係はすっかり元どおり。
だけど、むっちゃんとセイは相変わらずこっちの教室に来て、お弁当を食べている。
「2年生は同じクラスになりたいね」
なんて言いながら……。
「私、理系」
セイがそう言うと
「えぇ!?リケジョ!?」
「まぁ、うん」
「セイ絶対理系タイプじゃないじゃん!」
「こう見えて、ちゃんと将来を……だな」
そうか、高校生生活なんて3年しかないんだもんな。
「おー、寂しくなってやんの」
セイにそうつつかれて
「バレたか!」
「まだ1年生だっつの」
「本当だ…」
「さぁ、今日は……季節限定プリーッツ」
いつもの様に、セイが広げたプリッツを皆で食べた。



