…運命だった






桜舞う4月

薄暗い中学校の教室で
僕は君と出会った。



【 ー この人だ。】 確信した。



肩ぐらいまでの黒髪がすきま風に揺れる…
前髪を整える仕草でさえも僕は目を奪われた。

…実はあの頃から

僕はもう君に猛烈に惹かれていたのかもしれない


【一目惚れ】…だったみたいだ。