呪われた旅館


戸をノックする音が聞こえてきたのは、しばらく経ってからだった。

コンコン、と部屋に響くその音に身体が震えあがって、心臓がバクバクと音を立てる。
そして、少しの沈黙の後。

「……すみれ?」

聞こえてきた声は、聞き覚えのあるものだった。

すみれ「宏、太......?」

ゆっくりと戸が開いていく。
そこにいたのは、宏太、亮平、愁、海斗、零、大ちゃん、慧、翔太、照くん......B.B.のみんなだった。

すみれ「みんな......」

ぞろぞろと部屋に入ってくるみんな。
そこへ駆け寄ろうとした途中で、足が止まる。