部屋に入ると、零どころか、海斗の姿もない。
すみれ「海斗?零?」
海斗が寝ていたはずの布団はまだ温かい。
それなのに、部屋中を探しても2人の姿は見当たらない。
なんで?どうして?
私がちゃんとそばにいなかったから?任せるって言われていたのに......。
泣きそうになるのを必死にこらえて、隣の部屋の戸を叩く。
すみれ「大ちゃん!いる!?」
大輝「うわっ!びっくりしたー」
すみれ「いた......よかった......」
大輝「どうしたの?」
すみれ「愁と、海斗と零も、いなくなっちゃった......」
大輝「え......」
改めて口に出すと、声が震える。
大輝「……翔太と照くんが戸開けてくれたら、俺らでもう1回みんなのこと探しに行こう。なぁ?」


